使うだけで明日からの介護が楽になる福祉用具の使い方教えます。②

 

 

こんにちは!介護士のカズです!

 

 

 

今回は、

在宅介護によく利用されている福祉用具の使い方

についてお伝えしますね!

 

 

もし、今あなたが、

 

 

 

在宅介護に必要な福祉用具って何なんだろう?

 

 

 

使い方を教えて貰ったけど1回聞いただけだと不安だな

 

 

 

どんなことに注意したらいいんだろう?

 

 

そのようなことで悩んでいたら

ぜひこの記事を参考にしてみてください!

きっと役に立つはずです!

 

 

 

介護用品なんか借りたら

お金がかかるからもったいないと思うひともいるかもしれません。

 

 

 

介護を行ううえでお金がかかるからすこしでも節約したいという気持ちもわかります。

ですが、介護用品をつかうことで安全かつスムーズに、

なおかつ今までの半分ほどの労力で行うことができるとしたらすごく魅力的ではないでしょうか?

 

 

 

僕の祖父と祖母も在宅で、

僕の母が自宅で介護をしていたのですが、

介護ベットとポータブルトイレ、シャワーチェアを使用していました。

ベットを介護用に変えることによって

今まで1人で起きれなかったのが起きれるようになり、ポータブルトイレとシャワーチェアを使うようになって明らかに転倒の回数が減っていました。

母も介護が楽になったといっていました。

 

 

このようにいい事ばかりなのです!

 

 


介身体状況によって必要なものはちがうので、ケアマネジャーや福祉用具専門相談員などの専門家に相談して、本人の状態や家族に合った介護用品を用意しましょう。

 

 

在宅介護によく利用される介護用品は、電動ベッド、車椅子、歩行器、ポータブルトイレ、シャワーチェアなどです。利用する際は、それぞれの介護用品の寸法を調べて、設置できるよう先に自宅の環境を整えておく必要があります。介護用品のなかには介護保険が利用できるものもあります。こちらも専門家に確認するとよいでしょう。

 

 

 

ほかにも、家族を呼ぶためのブザーやベル、杖、昇降機、曲がるストロー、食べやすい箸やスプーン、薬ケース、クッションなどの介護用品も必要に応じて用意しておきましょう。

 

 

今日は、

歩行器の使用方法と注意することについて紹介していきます。

 

 

歩行器とは
歩行器は歩行を補助し、足腰への負担を少なくするための介護用品です。

地面との接点が前方にしかない杖と比べると、歩行器は四本の脚でご利用者を囲むような形となっており、使用中にバランスを取りやすいのが特徴です。

 

 

 

歩行器のタイプ
固定型
固定型の歩行器は、四本の脚先にゴムキャップがついており安定感があります。

両手でグリップをつかみ、歩行器を持ち上げて前方に移動させ、その後自身が前進するという動作を繰り返して使用します。

 

交互型
交互型の歩行器は、固定型の歩行器と同様に、四本の脚先にゴムキャップがついています。

左右の取手をそれぞれ交互に動かすことができる歩行器です。

持ち上げ動作が必要な固定型の歩行器とは違い、バランスと左右交互の運動が必要となります。

 

キャスターつき
キャスターつきの歩行器は、脚先に車輪がついている歩行器です。

歩行器を持ち上げた際にバランスが保てない方、持ち上げる力がない方にご利用いただけます。

 

キャスターつきの歩行器

・前輪歩行器
・四輪歩行器
ハンドブレーキつきの歩行器
・前腕支持型歩行器
それぞれ解説いたします。

 

前輪歩行器
歩行器の前の二本の脚に車輪がついており、固定型よりも軽い力で動かすことができます。

後ろの二本の脚にはストッパーがついており、グリップを持って体重を掛けるとブレーキがかかる仕組みとなっています。

 

四輪歩行器
四本の脚すべてに車輪がついている歩行器です。

前輪歩行器と同様に、後脚部分にはストッパーがついており、前輪は360度回転する自在輪になっています。

固定型や前輪歩行器に比べると、持ち上げることなく動かすことができますが、前に出しすぎてバランスを崩さないように注意が必要です。

 

ハンドブレーキ付きの歩行器
四輪歩行器と同様に、四本すべての脚に車輪がついており、グリップにはブレーキを搭載しているのが特徴です。

ブレーキにはロック機構(パーキングブレーキ)がついており、使用前、使用後にはロックを掛けます。

また、簡易座面がついているものがあり、座って休むことができます。

前輪の回転角度を「0度・90度・360度」と調整できるものや、上り坂や下り坂での歩行をアシストしてくれるモーターが搭載されたものもあります。

 

前腕支持型歩行器
四本の脚先には車輪がついており、フレーム上部に馬蹄型のパッド、もしくは左右に台がついている歩行器です。

手首に痛みがある方、握力が弱い方に使いやすい歩行器です。

 

 

歩行器の使い方
ご使用される前に
ご使用される場所や環境を確認しましょう。
ご使用される場所や環境によっては、使いづらく危険な場合があります。

屋内で使用される場合には、まずは動線を確認しましょう。

家具や絨毯といった障害物や敷居などの段差がある場合には、歩行器が引っかかってしまう可能性がありますので注意が必要です。

屋外で使用される場合も動線を確認しましょう。

お散歩やお買い物が目的のことが多いと思いますが、動線上に急な坂道や、側溝、段差、車通りは多いかどうかなど、注意が必要な場所は事前に確認しておきましょう。

利用するひとに合った高さに調整しましょう。
歩行器はグリップの高さを調整することができます。

利用される方の身体状況や身長に合わせて高さを調整しましょう。

 

 

 

固定型
固定型の歩行器を利用して歩く際には、以下のような流れになります。

①両手でグリップを握る
②両手で歩行器を持ち上げて前に出す
③グリップを握りながら一歩ずつ前進する
移動する速度はゆっくりですが、一歩ずつご自身のペースで歩くことができます。

建物内など段差の少ない場所での使用に適しています

 

 

交互型
交互型の歩行器を利用して歩く際には、以下のような流れになります。

①両手でグリップを握る
②右のアームを前に出す
③左足を前に出す
④左のアームを前に出す
⑤右足を前に出す
⑥②~⑤を繰り返して歩行します。

 

こちらも移動する速度はゆっくりですが、一歩ずつご自身のペースで歩くことができます。

建物内など段差の少ない場所での使用に適しています。

 

 

キャスター付き
前輪歩行器・四輪歩行器
前輪歩行器や四輪歩行器を利用して歩く際には、以下のような流れになります。

①両手でグリップを握る
②後脚のストッパーを持ち上げて前に出す
③本体に体重を掛けてストッパーで固定する
④グリップを握りながら一歩ずつ前進する

 

四輪歩行器は、すべての脚の部分にキャスターがついているため、前輪歩行器よりも少ない力で歩行可能ですが、キャスターがついていることで前に進みやすくなっていますので、バランスを崩さないように注意しましょう。

 

 

ハンドブレーキ付きの歩行器
ハンドブレーキ付きの歩行器を利用して歩く際には、以下のような流れになります。

パーキングブレーキが掛かっていることを確認
②両手でグリップを握ってパーキングブレーキを解除
③両手でグリップを握りながら本体を前に押しつつ脚を前に進める
④歩行器から手を離す際には、必ずパーキングブレーキを掛ける

 

ハンドブレーキ付きの歩行器をご利用の際には、本体と身体の距離に注意しましょう。

本体から身体が離れすぎてしまうと、歩行器だけが先に進んでしまい、歩行スピードが追いつかなくなる場合があります。

目安は、脚を前に出して着地した際に、後輪を結ぶ直線状に着地した足が乗る程度の距離が良いと言われています。

また、簡易座面をご利用される際には、必ずパーキングブレーキが掛かっていることを確認しましょう。

パーキングブレーキが解除されている状態で腰を掛けようとすると、歩行器が動いてしまい、転倒してしまうリスクが高くなります。

 

 

前腕支持タイプ
前腕支持タイプの歩行器を利用して歩く際には、以下のような流れになります。

①歩行器の肘置きに肘の角度が90度になるように両上腕を乗せ、肘置きマットもしくはグリップを握る
②ゆっくりと歩行器を動かして前進する。

 

ご利用される際には、歩行器の向きに注意してコの字の中に身体が入るようにします。

必ず両上腕を肘置きに乗せて使いましょう。

肘置きを手だけで持って使うと、歩行器が身体から離れすぎてしまい、歩行器に身体がついて行かずに転倒する恐れがありますので注意が必要です。

 



 

福祉用具は普段普通に生活しているとあまりなじみのないものばかりで最初は抵抗があるかもしれません。

ですが、使い方と注意点さえおさえるととても便利なものなので

みなさんもぜひ利用してみてください!