【自宅で親の介護をしている人必見】自宅のお風呂で入浴介助をしよう。

 

 

こんにちは!介護士のカズです!

 

 

 

 

 

今回は、

自宅での入浴介助のコツ

をお伝えしますね!

 

 

もし、今あなたが、

 

 

親が一人でお風呂に入るのが難しくなってきたので

「お風呂の介助の仕方が知りたい」

 

 

 

「素人でもお風呂の介助はできるの?」

 

 

 

「お風呂の介護サービスってどんなものがあるの?」

 

 

このような事で困っていたら

ぜひこの記事を参考にしてみてください!

きっと役に立つはずです!

 

 

 

自宅のお風呂で入浴介助をするのは

身体的な負担が大きく、

滑りやすい風呂場で安全にも気を配らなくてはいけないなど、精神的な負担もかかります。

そのためしっかりとした事前準備や、

介助の仕方を知って介護疲れを起こさないようにしましょう!

 

 

また、心身的な負担が大きい介護であるため

無理をしすぎないためにも、

介護保険サービスをあわせて活用することを

おすすめします。

 

 

この記事では

自宅での入浴介助のポイントと注意点
について紹介していきます。

この記事を読んでいただければ、

入浴介助で気をつける事ががわかるので、

ぜひ参考にしてみてください!

 

 

 

 

入浴介助のポイントと注意点

入浴は身体を清潔にするだけでなく、

身体が温まり血液循環をよくして新陳代謝を促進させます。リラックス効果や安眠をもたらし、食欲を増進させて便通を整えるなどの効果が期待できます。

また、身体に異常がないかなど確認できる機会でもあります。

介護される方が心身ともに快適に過ごすためにも欠かすことのできない入浴について、ご自宅のお風呂で入浴介助を行う場合の各ポイントと注意点を解説します。

 

 

共通のポイントと注意点
・必ず各動作の前に声かけをしてから行う
・自分でできるところは可能な限り行ってもらう
・急激な温度差が生じないよう暖房器具の設置

 浴室にお湯をかけて温めておく
空腹時や食事直後の入浴をさける
・事前に排泄を済ませておく
体調がよくないときは無理に入浴させない

 

どうしても身体を清潔にしたい場合は、

清拭や手浴・足浴に切り替えましょう。

 

 

 

「浴室の出入り」の介助
脱衣所から浴室への段差や床が濡れて滑りやすく危険があるため、転倒には十分に注意しながら介助します。

出入口付近に手すりを設置しておくと安心です。

手すりがない場合は介助する方を

手すりのように安定させ、腕全体で支えます。

このとき、手のひらだけを持つのではなく、

しっかりと腕まで支えるように持ちしましょう。

 

 

 

 

片麻痺がある場合のサポート
片麻痺がある場合は、

次の順で出入りをするとスムーズです。

浴室に入るとき麻痺のある方から入る
浴室から出るとき麻痺のない方から出る

 

 

 

「頭や身体を洗う」介助
シャワーのお湯の温度を確認して、

入浴用いすに掛け温めてから座ってもらいます。

その後、足元から掛け湯をしてから全身にお湯を掛け身体を温めます。

髪や身体など自分で洗える範囲を洗ってもらい、

背中や頭など洗いにくい部分をサポートします。

 

 

ポイント
シャワーで掛け湯をする場合や洗い流す際には

必ず声がけする
・座面の高い入浴用いすを使用する
・ループ付きのタオルや柄のついたブラシを活用する

 

入浴用いすは、

座面が40cmくらいの高さのものを使用すると

立ち上がりしやすくなります。

また、長い柄のついたブラシ

ループ付きのタオルを活用すれば、

背中など自分で洗える範囲が広がります

 

 

すべて介助する場合
洗う順番
頭→顔→首→手→おなか→足→背中→お尻→陰部

(なるべく自分で洗ってもらう)

 

手足は指先から身体の中心に向かって

やさしく洗います。

汗をかきやすい脇や乳房の下、肘や膝の裏側、

指の間は洗い残しがないよう丁寧に洗います。

高齢者の皮膚は傷つきやすいため、

やわらかいボディスポンジやボディタオルで

触れる程度の力加減で洗います。

また乾燥しやすいため

石けんのつけすぎにも注意しましょう。

 

 

「浴槽の出入り」の介助
身体を洗ったら浴槽につかります。

浴槽をまたぐ動作はバランスを崩しやすくなるので、手すりをしっかりと持ってもらい

後方から腰を支えるように介助します。

 

 

足をあげて浴槽をまたぐのが難しい場合は

無理をせず入浴台に腰をかけて入ります。

浴槽内では浮力が働くので、

足の裏を浴槽の壁につけてもらうか、

手すりや浴槽のふちを持ってもらいます。

少し前かがみの姿勢になると

安定しやすくなります。

浴槽から出るときもバランスを崩さないよう

手すりを持ち、ゆっくりと動いてもらいます。

浴槽から出たら、浴室用いすに座るか、

立ったまま手すりを持って上がり湯をかけます。

湯冷めしないよう脱衣所に移動する前に

タオルで身体を軽く拭きます。

 

 

ポイント
・浴槽に浸かる時間は5分程度
・浴槽内いすなどを使い心臓より下までの位置で浸かる(心臓の負担を軽減するため)
・肩まで浸からない場合は冷えないようお湯に浸したタオルを掛ける
・入浴中に表情や気分などの変化がないか注意する

 

片麻痺がある場合のサポート
麻痺のない方の手で手すりを持ち、

麻痺のない方の足から出入りする。
浴槽内で立ち上がるときは、

麻痺のない方の足を引き

前かがみになって立ち上がる。

 

 

「入浴後」の介助
湯冷めをしないようにバスタオルで手早く拭き

着替えの必要箇所を介助します。

着替えが終わったら、

しっかりと水分補給をしましょう。

 

 

ポイント
水分が残ると冷えの原因になるので

指の間まで十分に拭きとる。
保湿クリームで皮膚ケアをする。
また、入浴後は爪がやわらかくケアをしやすいので、必要に応じて爪切りを行うのによいタイミングです。

 

介助する方も入浴介助は冬でも汗をかくくらい体力を使うため、

しっかりと水分補給と着替えをして体調を崩さないようにしましょう。