使うだけで明日からの介護が楽になる福祉用具の使い方教えます。①

 

 

 

こんにちは!介護士のカズです!

 

 

 

今回は、

在宅介護によく利用されている福祉用具の使い方

についてお伝えしますね!

 

 

もし、今あなたが、

 

 

 

在宅介護に必要な福祉用具って何なんだろう?

 

 

 

使い方を教えて貰ったけど1回聞いただけだと不安だな

 

 

どんなことに注意したらいいんだろう?

 

 

そのようなことで悩んでいたら

ぜひこの記事を参考にしてみてください!

きっと役に立つはずです!

 

 

 

介護用品なんか借りたら

お金がかかるからもったいないと思うひともいるかもしれません。

 

 

 

介護を行ううえでお金がかかるからすこしでも節約したいという気持ちもわかります。

ですが、福祉用具をつかうことで安全かつスムーズに、

なおかつ今までの半分ほどの労力で行うことができるとしたらすごく魅力的ではないでしょうか?

 

 

 

僕の祖父と祖母も在宅で、

僕の母が自宅で介護をしていたのですが、

介護ベットとポータブルトイレ、シャワーチェアを使用していました。

ベットを介護用に変えることによって

今まで1人で起きれなかったのが起きれるようになり、ポータブルトイレとシャワーチェアを使うようになって明らかに転倒の回数が減っていました。

母も介護が楽になったとよろこんでいました。

 

このようにいい事ばかりなのです!

 

身体状況によって必要なものはちがうので、ケアマネジャーや福祉用具専門相談員などの専門家に相談して、本人の状態や家族に合った介護用品を用意しましょう。

 

在宅介護によく利用される介護用品は、電動ベッド、車椅子、歩行器、ポータブルトイレ、シャワーチェアなどです。利用する際は、それぞれの介護用品の寸法を調べて、設置できるよう先に自宅の環境を整えておく必要があります。介護用品のなかには介護保険が利用できるものもあります。こちらも専門家に確認するとよいでしょう。

 

ほかにも、家族を呼ぶためのブザーやベル、杖、昇降機、曲がるストロー、食べやすい箸やスプーン、薬ケース、クッションなどの介護用品も必要に応じて用意しておきましょう。

 

今日は、

介護ベットと車椅子の使用方法と注意することについて紹介していきます。

 

 

 

ベッドの基本的な使い方
本人が身体を動かすことができないとき、ベッドの背を上げたり下げたりするときは、必ず介護動作が必要になります。
最初に気をつけなければならないことは、寝ている位置の確認です。

 

背を上げる場合に必要な介護動作

寝ている位置が正確でないと、背を上げたら強い圧迫が生じたり、身体がずるずるすべることになります。
背を上げる前には必ず正しい位置似ていることを確認し、位置がずれているときは、正しい位置に戻してから背を上げます。

ベッドの背を上げるときは、まず膝を上げて身体が滑らないようにしてから背をあげます。
このとき、背がある程度まで上げってくると(45度程度)、本人にはベッドの背と太腿部とで挟む困れるような強い圧迫感が生じます。
自分で身体を動かせる人は、この圧迫感を自ら除去しますが、身体か動かせない人は苦しくてこれ以上背を上げるなという合図をします。

このような場合には、介護者が本人の体幹部を前傾させて圧迫を解放させるような介護動作をする必要があります。
この介護動作はこの後も背を上げるたびに続ける必要があります。

 

背を下げる場合に必要な介護動作

背を下げるときにも介護動作が必要です。
一つにはベッドを平らに戻す途中で、まだベッドが平らになっていないのに、ベッドが平らになったと感じる人がいます。
このような人の場合には、背を一気に下げてベッドを平らにしますと、本人は頭が水平よりさがっているような感じになってしまいます。
これは経験してみるとよくわかりますが、ものすごく嫌な感じです。

このような人の場合には、一気にベッドを平らに戻すのはでなく、少し背が上がっている状態で休んでからさらに背を下げると、この感覚がなくなります。
どうしても急いでベッドを平らにしなければならないときには、ベッドの背が20度くらいになったときに首の下に手を入れて、頭を軽く起こすような介護をしながら背を下げると、この感じがなくなります。

もうひとつ背を下げたときに必要になる介護に、背中のずれの解放があります。
ベッドを平らに戻したとき、背中とシーツの間にずれが生じ、引っ張られた感覚が残っています。
自分で身体を動かせれば、もぞもぞしてこの突っ張り感を除去します。
自分で身体を動かせない人の場合には、介護者が解放させる介護動作が必要です。
一度横向きにし、背中しわをなおして、次に逆向きにして同じことを繰り返します。
これで背中が解放され、ゆったりした気分になれます。

 

 

車椅子の基本的な使い方

車いすの安全確認(前準備)
車いすを利用する前には、必ず安全確認をしましょう。また、定期的なメンテナンスも大切です。

 

車いすの点検ポイント
・ブレーキ・ストッパーなどが正常に作動するか
・タイヤに十分に空気がはいっているか
・車輪がスムーズに動き、まっすぐに進むかどうか
・フットサポート(足を乗せる部分)が上げ下げできるか
・座面(シート)にたわみはないか
・ネジのゆるみ・全体的ながたつき・異音・破損などはないか  など

 

介助者の準備と心構え
・ご高齢者の体にあった車いす用クッションを準備しておきましょう。
・外出するときはご高齢者のご気分や体調をうかがい、無理をさせないようにしましょう。
・寒いときには保温のためにひざ掛けなどを用意しましょう。
・介助者はスカートやヒールのある靴などを避け、動きやすい服装を心がけましょう。
・介助者は腕時計やアクセサリーなどをはずしておきましょう。
・ご高齢者のお身体が麻痺(まひ)側に傾く場合は、クッションなどを入れて姿勢を調整しましょう。
・介助をするときは動作のたびに必ず声かけをしましょう。
・移乗などの動作が終了したら、その都度体調の変化を確認し、声かけをしましょう。
・介助者の腰痛などを防ぐために無理な姿勢にならないよう気をつけましょう。

車いすの乗り降りに関しては、こちらの記事も参考にしてみてください。

https://kazblog.hatenadiary.com/entry/2023/03/31/035142

 



車いす移動介助の基本と心構え

 

車いすの押し方
①介助者は車いすの真後ろに立ち、グリップ(手押しハンドル)を両手でしっかり握ります。
②ご高齢者はアームサポート(肘掛け)を握り、足はフットサポートにのせていただきます。
片麻痺がある場合は、麻痺側の腕を太ももの上に乗せていただきます。)
③動かす前に必ず声をかけ、前後左右に注意しながらゆっくり押しましょう。

 

 

ブレーキのかけ方
①介助者は車いすの側面または後方に立ちます。
②片手でグリップを握り、もう片方の手でブレーキをしっかりとかけます。
③反対側のブレーキもかけます。

 

段差の上がり方
①段差に対して車いすを正面に向けます。
②介助者はグリップを押し下げながらティッピングレバーを片足で踏み、キャスター(前輪)を上げます。
③バランスを保ちながら車いすを前進させ、ゆっくりとキャスター(前輪)を段差の上にのせます。
④後輪を押し上げます。

 

段差の降り方
①安全のために必ず車いすを後ろ向きにし、後輪をおろします。
②ティッピングレバーを踏んでキャスター(前輪)を浮かせた状態にし、ゆっくりと後方に下がります。
③ご高齢者の足が段差にぶつからないか確認し、キャスター(前輪)を静かにおろします。

坂道(斜面)での押し方
(上り坂)
介助者は脇をしめ、歩幅を広げて一歩一歩ゆっくりと押し戻されないように進みます。

(下り坂)
ゆるやかな下り坂の場合は、進行方向を向いたままで普通の押し方で前進します。急な下り坂の場合は、後ろ向きのほうが安全です。
後ろ向きになる場合は、介助者がグリップをしっかりと握り、後方に注意しながら歩幅を広げてゆっくりと下りましょう。

歩道でも車両進入用の傾斜地では車いすが車道側に傾きます。介助者は車道側の手をグリップからアームサポートに持ちかえると、まっすぐに押しやすくなります。

 

 

車いす移動時の注意点
・急発進や急カーブ、急停止は絶対にやめましょう。
・傾斜や段差、溝などがある場所、砂利道、砂地などはできるだけ避けましょう。
・砂利道など凸凹のある場所では、キャスター(前輪)を上げた状態で押す方法もあります。
・溝などの格子状のふたの上は、斜めに通過しましょう。
・停止するときや車いすから離れるときは、ほんの少しの間であっても必ずブレーキをかけましょう。
・1人での介助が難しい場面では、無理をせずに周りの方に協力を求めましょう。
・傾斜が急な場合、ご高齢者の転落など事故につながるケースがあります。無理な介助は避けて、周囲に手助けを依頼しましょう。

車いすで移動すること、介助を受けることは、ご高齢者にとって非常に不安なことです。介助者には平らに見える道でも、ご高齢者は振動やスピードを感じていることもあります。ご高齢者の目線に立ち、こまめに声かけをしながら焦らずゆっくりと進むようにしましょう。
 

 

福祉用具は普段普通に生活しているとあまりなじみのないものばかりで最初は抵抗があるかもしれません。

ですが、使い方と注意点さえおさえるととても便利なものなので

みなさんもぜひ利用してみてください!